学年別で分かる担任を味方につける三者懇談のテクニック

担任を味方につけることは何も難しいことではありません。
先生も人間である以上、生徒や保護者の好き嫌いはでますからね。
弟(高校教員)に聞いたこんな保護者は嫌われる!
担任を味方につける学年別の三者懇談のテクニックを紹介します。

  1. 懇談に遅刻する。
    どうせ前の人が長引くからと遅れてくる保護者も多いそうです。
    たとえそうであっても予定時刻に準備しておくのがマナーです。
  2. クレームばかり言ってくる。
    学校や担任のクレームばかり言ってくる保護者は
    感情的になる保護者が多く担任も良い気分にはなりません。
    先生も人間です、最初に労いの言葉をかけ
    やんわりと改善点を添えて話すことの方が伝わりやすいようですね。
  3. 協力性が無い。
    担任任せで放任主義な保護者は事あればすぐクレームをつけてきます。
    「何かお手伝いすることがあればいつでも声をかけてください」と
    協力姿勢を見せることで担任の印象はとても良くなります。
  4. 懇談時間をオーバーしても話し続ける。
    「まだ大丈夫ですか?」の余裕は欲しいものです。
    あれもこれも聞くのではなく、優先順位をつけて
    聞きたい要点をまとめておくことが時間短縮になります。

中学1年生の三者懇談

小学校から中学校に上がったばかりの1年生は
成績よりも学校生活に馴染んでいるかを確認するのがメインです。
友達との関係はどうか?1年生はここが一番重要です。
イジメや生徒間のトラブルに巻き込まれていては勉強どころではなく
不登校になりかねません。
他の小学校の子ども達とも打ち解けているのか?
子どもの交友関係を聞きながら、わが子の特徴を伝えると良いでしょう。

他の記事でも書きましたが重要なのでもう一度。
子どもがイジメられてるかチェックするのは「朝ご飯の時間」です。
学校に行く前に=行きたくない=という態度や雰囲気が出ていないか?
そんな時は寄り添って、「何か話したいことがあるんじゃないの?」
と話を引き出してみましょう。
不登校になる子どもは1年生で躓いた子どもが非常に多いのです。

中学2年生の三者懇談

中学2年は中だるみの時期になり非行や反抗期になりやすいです。
すぐに言い返してキレたりするのは自立の準備期間の表れですからね。
ですので中学2年の担任とは、友達や担任に迷惑をかけていないか?
授業中に他の子どもに迷惑行為をしていないか?など。
そして保護者も協力できることがあればいつでも電話してくださいと
担任に協力姿勢を見せておきましょう。

中学3年生の三者懇談

受験に最も影響する3年生の三者懇談は事前準備が欠かせません。

  1. 志望する高校を決めておく。
    これが決まらなければ担任も「できるだけ早く決めてください」となり
    志望校に合格するためには?の踏み込んだ話ができません。
    私立高校、公立高校の候補を決めておくこと。
  2. 志望校に合格する可能性を引き出す。
    学校の過去のデータから学年で何位以内なら志望校に合格できているのか?
    今のわが子のレベルと照らし合わせてどうなのか?
    具体的にどの教科を何点以上にすればよいのか?
    子どもは一緒に聞いているので目の色を変えて聞き込んでいるはずです。
    ここでやるべきことを明確にすることで方向性がブレることが無くなります。
  3. 推薦入試や奨学金の条件も確認する。
    推薦入試の条件も重要です。通知表の平均点から決まりますが
    どの教科をあと何点とれば推薦がとれるのかも確認します。
    あと、高校の費用(奨学金)なども確認しましょう。
    子どもの前だからと躊躇する親も多いようですが
    家庭の経済事情を相談することで子どもも自覚が変わるようです。
    私立高校はお金がこれだけかかるのか・・絶対公立に受かるようにしよう!!

志望校(ゴール)と自分の立ち居地(現状)を明確にすることで
子どものやる気スイッチが入りやすくなりますよ^^
三者懇談は親と保護者の関係だけでなく、
子どもの自覚を促す意味でも重要な懇談です。
事前に聞くことの優先順位をつけて挑みましょう!

本日も貴重なお時間を割いてご覧いただき誠にありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。